M もっちパパの記録

【中学受験ログ2027 #11】4科の合計は3回のテストで下がり続けたのに、社会だけ平均を超えていました

夏期講習の3回のテストで4科の合計は下がり続けましたが、教科ごとに分けると社会だけが上がっていました。合計・教科・大問の3段階で答案を見直した、中学受験の子を持つ共働き家庭の記録です。


目次

このブログでは「中学受験ログ2027」として、中学受験を目指す小6の次女との伴走で感じたことを、不定期で書き残しています。今回は、夏期講習中に受けた3回のテストを、合計 → 教科 → 大問の3段階に分けて見直した記録です。

夏の3回のテスト。4科計の平均との差は、平均+9.0点、平均−7.3点、平均−14.2点と、回を重ねるごとに下がっていきました。

合計だけを見ていると、「夏はうまくいかなかった」と受け止めそうになります。

ところが、教科ごとに分けると、社会だけが上がり続けていました。 さらに大問まで下りると、同じ社会の中に「15問中13問の分野」と「14問中6問の分野」があることが見えてきます。

4科の合計が隠していたものを、3段階に分けて探した記録です。

1.【合計】4科の合計は、夏の3回で下がり続けました

4科計の平均との差は、こう動きました。

  • 第1回 … 平均+9.0点(評価6)
  • 第2回 … 平均−7.3点(評価5)
  • 第3回 … 平均−14.2点(評価5)

3回分を横に並べたときは、正直、胸がキュッとなりました。夏期講習の間も次女は勉強を続けていたのに、合計だけを見れば、数字は反対方向へ進んでいたからです。

ただ、合計が教えてくれるのは4教科を足した結果です。「どこで起きたか」を知るには、もう一段下りて見る必要がありました。

2.【教科別】分けてみたら、社会だけが上がり続けていました

教科ごとに分けると、4科計とは違う動きが見えました。

教科7/29 第1回8/8 第2回8/21 第3回
国語平均+4.1点(評価6)平均+4.9点(評価6)平均−7.2点(評価5)
算数平均+27.3点(評価8)平均+0.2点(評価6)平均−0.5点(評価6)
理科平均−12.7点(評価4)平均−5.3点(評価5)平均−5.6点(評価5)
社会平均−7.4点(評価5)平均−4.4点(評価5)平均+1.8点(評価6)
4科計平均+9.0点(評価6)平均−7.3点(評価5)平均−14.2点(評価5)

社会は平均−7.4点、平均−4.4点、平均+1.8点へ。評価も5、5、6と上がっています。

理科も第1回の平均−12.7点から差を縮め、第3回は平均−5.6点でした。

合計が下がった回の中にも、上がっていた教科がありました。

落ちていたのは、これまで支えてくれた国語と算数でした

全体を押し下げていたのは国語と算数のほうでした。

国語は平均+4.1点、平均+4.9点と続いたあと、平均−7.2点になりました。夏の3回では初めて平均を下回っています。算数は平均+27.3点から平均+0.2点、平均−0.5点へ動きました。

社会や理科に時間をかけたぶん、国語と算数が落ちたようにも見えます。ただ、この数字だけでは因果関係は分かりません。分かったのは、合計の下がりぶんが、上がった教科と下がった教科を足した結果だったということです。

3.【大問別】同じ社会でも、15問中13問の分野と、14問中6問の分野に分かれていました

上がっていた社会の答案を、さらに大問ごとに分けてみました。

社会の大問(分野)正解数
憲法・政治のしくみ15問中13問
近現代(条約・戦争)14問中6問

憲法・政治のしくみは15問中13問正解で、落とした2問は空欄でした。近現代は14問中6問、空欄が5問、不正解が3問です。

「社会が上がった」といっても、社会全体がまるごと安定したわけではありません。大問まで下りたことで、できている場所と、手を貸す場所が、具体的に見えてきました。

空欄がまとまっていても、「解けなかった」と決めつけないことにしました

近現代では、はじめの5問が続けて空欄でした。

  • 国内産業の保護・育成を説明する記述(全国正答率32%)
  • 関税自主権を回復した時期(全国正答率31%)
  • 下関条約(全国正答率68%)
  • ポーツマス条約(全国正答率61%)
  • 日英同盟を結んだ時期(全国正答率51%)

正答率の低い記述だけでなく、6割以上の受験生が正解している下関条約とポーツマス条約も、同じまとまりの中にあります。

ただ、空欄の理由は正誤表だけでは分かりません。時間が足りなかったのか、流れを見失ったのか。ここを「解けなかった」と決めつけないようにしました。

事実、そのあとの問題には答えています。ドイツは全国正答率77%、ウィルソンは81%、満州国の位置は40%、盧溝橋事件は83%、真珠湾攻撃は85%で、いずれも正解でした。最後のほうで落としたのは、サンフランシスコ平和条約(81%)、日ソ共同宣言の時期(55%)、万国博覧会の時期(37%)です。

空欄が続いていると、親としては少し気持ちが沈みます。でも見方を変えれば、「近現代の条約と時期を見直す」という、次に手を貸す場所を教えてくれる印でした。

理科も同じ形でした。光合成は4問すべて正解、種子のつくりは5問中1問

理科も大問まで掘り下げると、「理科が苦手」ではひとくくりにできないことが見えてきました。

  • 光合成 … 4問すべて正解
  • 動物の分類 … 5問すべて正解
  • 種子のつくり … 5問中1問(落とした4問の全国正答率は85%、75%、71%、63%)

種子のつくりで落としたのは、全国の多くの受験生が取れている問題でした。わが家がやることは「理科全体のやり直し」ではなく、「種子のつくりの手当て」だったわけです。

大問で見ると、苦手は大きな面ではなく、小さな穴に見えてきます。できているところを消さずに、手を貸す場所だけを選べました。

大問まで下りたら、次にやることが2つ決まりました

やることが具体的に見えてきたので、わが家はそのうち1つに手を打てています。

種子のつくりは、答案を見た数日後に歌にしました。丸暗記より、理由や流れで覚えるほうが入りやすい子なので、覚えることを歌にしてYouTubeに置いています。

→ 栄養がはい乳にあるなら有はい乳種子、子葉にあるなら無はい乳種子(YouTube)

歌にする単元は、答案の正誤表から選びました。全国正答率が50%を超えているのに落とした問題だけを対象にしています。全国の半分以上が取れている問題なら、うちの子にも届くはずだと考えたからです。

近現代のほうは、この記事を書いている時点では、まだ歌になっていません。ただ、答案から単元を選ぶ手順はもう手元にあります。同じやり方を、下関条約やポーツマス条約にも向けていくつもりです。

「社会をなんとかする」で止まっていたときは、どこから手をつければいいのか分かりませんでした。いまは、次に向ける先がはっきりしています。

→ 【中学受験】暗記が苦手な子に、「考える順番」が身につく学習ソングを作った話

まとめ:わが家は、合計・教科・大問の3段階で見ています

テストの結果は、次の3段階で見るようにしました。

  1. 合計 … いまどのあたりにいるかを知る。ここで一喜一憂しない
  2. 教科 … 隠れている伸びと、落ち込みを見つける
  3. 大問 … 親が手を貸す単元を、名前まで絞り込む

わが家は共働きで、全教科・全単元に横について見る時間はありません。だから大問と全国正答率まで下りて、全国の半分以上が取れているのに落とした問題だけを拾うようにしています。

この見方が使えるのは、教科別の結果に加えて、正誤表や答案が返ってくるテストです。総合点だけが分かるテストでは、大問まで掘り下げることはできません。

「4教科を何とかする」は大きすぎて、どこから動けばいいのか分かりませんでした。「近現代の条約」や「種子のつくり」まで絞れたいまは、限られた時間をどこに使うかを決められます。

前回は、同じような得点でも平均点が動けば立つ位置が変わることを振り返りました。

→ 【中学受験ログ2027 #10】点数はほとんど変わらないのに、評価は6から5へ。夏は周りの子たちも伸びていました

夏の第1回で、全国正答率から理科の答案を見直した記録はこちらです。

→ 【中学受験ログ2027 #9】理科は平均−12.7点。いちばんもったいないのは全国96%が解けた問題

※実際の成績データをもとに分析していますが、子どものプライバシー保護のため、得点は平均点との差で表記しています。